プロセスの変更はチームのリスク許容度の範囲で

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Maze Puzzle (Blender)
Maze Puzzle (Blender) / FutUndBeidl

プロジェクトのスループットを上げようとして、標準の開発プロセスの一部を修正(テーラリング)して適用することはよくあるのですが、意に反してスループットが上がらない、または逆に低下してしまうことがあります。そのような時は、変更したプロセスの周辺で意思決定の遅れが発生してないか確認しましょう。

標準プロセスでは、現在の組織の処理能力や意思決定の権限範囲を想定して、無理なく仕事が流れるように設定されています。スループットを上げるためにプロセスのテーラリングが発生すると、部分的に工程の簡略化や省略が行われます。その結果簡略化された工程に関連する後工程のリスクが増えることになります。

ここで増加したリスクを適正にジャッジして後工程に進めばいいのですが、従来の組織では手に負えないほどリスクが増大することがあります。手に負えないほど増大したリスクに対しては、そのリスクを取り扱える上位層が判断をすするのですが、概して上位層はプロジェクトの状況を理解できていないことが多く、判断を躊躇したり、逆に「えいやっ」と無理に判断を下したりします。その結果プロジェクトの停滞や混乱が発生することになるのです。

プロジェクトのプロセスをテーラリングする時は現在の組織でリスクが許容できる程度にとどめるのがプロジェクトをスムースに進めるキーポイントになります。