古〜いバンジョーの修理メモ 〜40年前のジャパンビンテージか?〜

最近は家篭りの人が多くなったのか、リタイアしたフォーク世代の人たちが増えたせいなのかアコースティックギターが静かなブームのようです。そしてそのフォーク世代が昔憧れたギターを買いたいということで70〜80年代の国産ギターがジャパンビンテージと称されて高値で買われているようです。

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私は40年ほど前に買ったTokai製のT-800というバンジョーを持っています。アコースティックギターに比べてマイナーな楽器なのでそんなに話題になることはありません。バンジョーを弾かなくなって幾年が過ぎ、ハードケースの中でずーっと眠りこけています。

弾かなくなった理由の一つに、使っているうちにあちこち修理が必要となったのですが日本でバンジョーを作るメーカーが無くなって部品が入手しにくくなったことがあります。でも最近ではネット通販で楽に部品が入手できるようになりました。ということで弾かないにしろ壊れたままじゃ可哀想なのでコツコツと修理することにしました。

2,3弦ペグ(糸巻き)のつまみが割れている

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2,3弦ペグはシャーラー製のキースチューナーを使っていました。
バンジョーは普通オープンGチューニングで演奏するのですが、このチューナを使うことで演奏中にオープンGとオープンDを自在に切り替えることができるのです。まあ、今では使うこともないので普通のペグ4本に入れ替えました。

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購入したペグはGOTOH社製のSPBJ-4 Banjo Machine Headです。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/279620/
いままで付いていたペグよりは高級品かもしれません。バンジョーはギターよりもチューニングしている時間が多いようで、値段をケチって名も知らないメーカーのペグでイライラするのが嫌だったのでちゃんとしたメーカのを買いました。

5弦のペグ(糸巻き)がグラグラする

バンジョー5弦のペグはネックの中間につけられていて、ネックにリーマーで穴を開けて差し込まれています。ネックの経年変化で穴が大きくなりペグの固定ができなくなりました。
youtubeで修理方法を調べて(久しぶりに英語を真剣にヒアリングした^^)、最終的には大きくなったリーマ穴に薄い木片を差し込んでリーマー穴を狭くしてペグをゴムハンマーで叩き込むという手荒な方法をとることに。かなり苦労して取り付けたので写真を撮るのは忘れました。

5弦カポを外してスパイク釘を打つ

次は5弦スライドカポを外して、カポの代わりにちっちゃな釘を7,8,10フレットに打って釘の頭に弦を引っ掛けるやり方に変えようとしました。
カポ用のスパイク釘は鉄道模型のレールを固定する犬釘が使いやすのですが通販では外国製の1000本入りしか見当たりません。大阪市の鉄道模型屋さんで探したのですが見当たりません。まあ、当面バンジョーを本格的に弾く予定はないので当面は5弦スライドカポを使いましょうかね。

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新しい弦に張り替えてちょっと試し弾きをしてみました。うーん指がまったく思いのとおりに動きません。^^)