不条理な相手こそgive and giveを考える

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Gift / BYTE RIDER

さまざまな人とプロジェクトを進めていくと、相手の仕事のやり方や価値基準がとても不条理に見えたり、非合理的に思えたりすることがあります。
合理的だとか、非合理だとか言うのは自分の判断基準や仕事で求められていることから決まることで、相手の非合理に見える判断も、相手の立場に立って考えると極めて合理的な判断をにもとづいていることがが多いのです。決して相手の判断基準がおかしいのではなく、お互いの置かれている立場が違うだけです。

強引にこちらの考えで説得しようとしても、立場の違いからくる判断の違いはなかなか整合できるもんではありませんし、声高に主張したぐらいで相手の考え方が変わるとも思えません。

協力を得るためにはこちらからアプローチする必要があります。相手がおかれている立場を聞いてみましょう。彼はプロジェクトに対してどんな期待を抱いているのか、上司からどんなプレッシャーを受けているのか、彼に与えられた権限の範囲はどこまでか。相手のゴールがを明確にして、それに対してどんな協力を提供できるか考えましょう。

普通の相手からの協力を得るためにはwin-winの関係を模索しますが、こじれている相手の場合はgive and giveから考えましょう。