報告が伝わらない時は相手と同じ前提なのか疑う

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上司に仕事の報告をする時にどうも内容が伝わりにくくイヤな雰囲気になりことがあります。
報告を受ける側から言うと、こんな実験をしたらこんな結果だったとか、この条件で観測したらうまくいったとかいかなかったとか、自分がやった結果だけを報告されると、実は何がなんだかわからないものです。

そんな状況報告だけでアクションを求められても何も判断できないというのが本音で、主旨のとりにくい報告を聞く側もイヤな雰囲気なのです。

説明が通じにくい時は、上司と同じ前提で説明できているかを疑って下さい。自分が考えた「課題をこのようにとらえて、こんな仮説をおいたので、それを確認するためにこのような実験を行った。その結果このようなデータが得られたので、こんな判断を下した。」という仮説検証のストーリーを上司が理解していないと無駄な報告に終わります。

上司が仮説検証のストーリーを理解できてさえいれば、「なるほど分かった」とか「初めの仮説設定がおかしい」とか「判断が違う」とか、少しはまともな反応が返ってくるものです。

上司に報告する時に彼の(彼女の)満足度を上げるには

  1. 課題をどのように捉えたのか
  2. 何を考えて、何を実施してどういう結論を導き出したかを数字を使いロジカルに説明する
  3. その結論からどのようなアクションを取ろうとしているのか

と説明にストーリー性をもたせることが大切です。