手向山八幡宮お田植祭2025

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2025年2月2日撮影
手向山八幡宮のお田植祭へ行ってきました。2025年の立春は2月3日なので、節分に行われるこのお田植祭は例年より1日早く2月2日に行われました。天気予報では雨でしたが当日はきれいに晴れて、今年の豊作を予祝するのにふさわしい天候でした。

過去の投稿(2021/02)→手向山八幡宮のお田植祭
過去の投稿(2020/02)→奈良市手向山八幡宮のお田植祭

手向山八幡宮のお田植祭は能楽の形式で行われる古式ゆかしい祭礼です。まず、御幣をつけた笹竹、翁面の田主と牛童子、巫女らが境内を一周し拝殿に上がります。

他のおんだ祭りと同じように、田主が稲作の作業を行うのは似ていますが、それぞれの作業に謡のような詞章がついていています。田主の謡曲風の詞章に応じ地揺との掛け合いが行われながら農作業が演じられます。

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この牛童子さんの演技を楽しみに毎年来られている人も多いと思います。牛役の子どもさんが田起こしをして、大きな声でモーモーと鳴くたびに場内から大きな拍手があがりました。

種蒔きでは田主が桶をかかえてキリコ、大豆、籾などを四方に蒔きます。
「福の種蒔こうよ 東田へ蒔こうよ
南田へ蒔こうよ 西田へ蒔こうよ
北田へ蒔こうよ 川上田へ 蒔こうよ
日本国へ 蒔こうよ」
いつも聞くたびに元気を頂けて気分が晴れ晴れするお祝いの言葉です。