三輪恵比須神社三輪の初えびす

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2025年2月5日撮影

三輪恵比須神社で初えびすが行われました。三輪の初えびすは毎年2月5日から7日まで3日間に亘って催され、今回は5日の鯛引き行列を見せてもらいました。

15時に遅れて神社に行くと鯛引き行列の一行はすでに神社を出て三輪の街なかに繰り出していました。恵比寿大黒さんに扮装した人、福笹を両手に持って跳ねながら行列する人。そして大勢の子どもさんの列。笛太鼓の音に合わせて「商売繁盛 笹もってこい」「商売繁盛 笹もってこい」と囃しながら街の中を練り歩きます。まあ、その行列の陽気なこと。

鯛引き行列の主役の鯛です。いままで写真で見ていたのでなんとなく東北のねぶたのような木の骨組みに紙を貼って彩色したものと勝手に想像していました。すいません!重さ約80キロ・全長約2メートルの一刀彫の大鯛でした。

一刀彫の鯛の後には、本物の見事な大鯛を乗せた山車も続きます。

こちらも縁起物の米俵の山車で、子どもさんたちが楽しそうに曳いています。

行列の最後を締めるのは雅楽演奏の皆さんです。「商売繁盛 笹もってこい」の掛け声と雅楽の調べは合うのかなと思ったけど意外に違和感なく調和していました。

桜井の銘菓「みむろ」で有名な白玉屋榮壽本店です。現在は大鳥居前で営業されて、初えびすの中日の6日に年に一度だけ本店で営業されるようです。来年詳しい話を聞いてみたいな。

鯛引き行列の一行が町内行列を終えて恵比須神社に戻ってきました。境内は鯛の山車、福笹、行列の人々で溢れかえっています。

社殿横では縁起物の福笹や熊手などが売られており、買い求めた方が福娘さんからお祓いを受けています。