奈良市漢國神社の大祓奉納獅子神楽 2022

最終更新日

2022年12月29日
いよいよ2022年も押し迫ってきました。私の中では奈良の年末といえば奈良市漢國神社で行われる獅子舞なのです。
12月29日、暖かい日差しいっぱいの漢國神社へ大祓奉納獅子神楽を見に行ってきました。

出演は漢國神社韓園講(からそのこう)で、豊来家玉之助さん、御杖村の桃俣(もものまた)獅子舞保存会、そして西宮神社獅子舞保存会、兵庫県立西宮高校邦楽部の皆様が出演されました。

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まずは天照大神の道案内を務めた猿田彦大神に因んだ、みちひらきの「猿田彦舞」から演目が始まります。ぶらした写真でキレキレの演技を表現しました。

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次の演目は御杖村桃俣地区に伝わる「宮参り」です。西宮神社獅子舞保存会、西宮高校邦楽部の方々が舞われました。

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豊来家玉之助さんが演じる大黒さんが登場されました。この演目では大黒さんのおしゃべりと、観客との掛け合いが行われ会場の空気が一気に暖かくなります。言葉がわからない海外からの観客も大変受けていました。エンターメントは言葉を越えます。

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韓園(からその)という演目です。前回見たときは2体の舞でしたが今回は豊来家玉之助さんがお一人で2つの獅子頭を持って待っています。

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御杖村の「太神楽」という演目です。右手に神楽鈴、左手に五色の御幣を持って踊ります。

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お待ちかねの豊来家玉之助さんの曲芸が始まりました。やっている技はとっても複雑で難しい技なのですが、軽快に口上を述べながら楽しそうに演じられるのでそれほど難しそうに見えないのがとてももったいないなぁと思います。
ちょうど背景に豊来家玉之助さんの飾り幕が入っていい写真となりました。

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獅子に天狗がちょっかいをだす荒廻剣(あらまわしつるぎ)という演目です。天狗を演じる方は御年70歳だとか、いやこの柔らかで力強い身のこなしは素晴らしいとしか言いようがございません。

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最後は出演者が舞台に上がってのフィナーレの後、豊来家玉之助さん四方鎮(よもしずめ)を演じられて奉納神楽はお開きとなりました。