なら瑠璃絵2020〜光の夜神楽〜

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2020年2月9日撮影

2月8日から2月14日まで、奈良公園を中心にして、東大寺、春日野園地、浮雲園地、春日野国際フォーラム、春日大社、奈良国立博物館、興福寺など、広い範囲でなら瑠璃絵が開催されました。昨年のなら瑠璃絵はこちらから→

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夕方6:00になると,各会場で一斉にイルミネーションが点灯されてなら瑠璃絵が始まります。夜神楽ファンの私はライトアップや夜間特別拝観で賑わう会場を横目で見みながら、春日大社の祓戸神社前で行われる夜神楽をめざして急ぎ足で移動します。

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この神楽は漢國神社韓園講かんごうじんじゃ からそのこう(豊来家玉之助、桃俣獅子舞保存会、八多獅子舞講のみなさん)によって演じられるもので、御杖村に伝わる桃俣獅子舞(もものまたししまい)を若い世代に引き継ぐために精力的な活動をしています。
私が初めて夜神楽を見たのは2014年の2月9日とちょうど16年前でした。この2つの写真は16年前の夜神楽です。

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2014年当時は、祓戸神社から一の鳥居のほうへ行く真っ暗な参道で、照明器具もほとんどなくずーっと立ち見で見た記録があります。観客も20〜30人ぐらいで、最近の大盛況を見ると隔世の感があります。昔のExifをみるとiso3200 , 1/20ss ,f4.5で今年はiso3200 , 1/30ss ,f6.3 でした。ここ16年の間に舞台設備が充実して会場はとても明るくなっています。

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今日の奈良は雪がちらつく寒い一日でしたが、豊来家玉之助さんのいつもの楽しい演技で心がすっかり暖かくなりました。今年は豊来家さんを中心に撮影しました。

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花籠鞠(はなかごまり)という演題です。紅白の鞠を使って、それぞれの鞠を同時に、あるいは別々に操ってさまざまな形で花籠を通す曲芸です。赤い鞠をかごの針で受け止めるという最後の技がピタリと決まって大きな拍手が上がりました。ちゃんと撮れてよかった〜

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肩に立った子どもの獅子が鈴と剣を使って舞う「背継ぎ」です。最後には手に持った傘が開かれて花吹雪が宙を舞うなか桃俣伊勢道中唄のフィナーレとなります。

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パンフレットに載っていた桃俣伊勢道中唄の歌詞です。毎年伊勢道中唄を聞いているのですが歌詞は難しいので歌うのは無理ですが、合いの手だけは参加させてもらいます。

ハヨーホイナー
お伊勢参りして (ハーヨイヨイ)
扇を拾うた (ヨーイセ コーリャセ)
扇めでたや ヨーホイ御一同さんヨ
末繁盛ヨー (ホンマカヤートコセー
ヨーイヤナ アレワイセ コレワイセー
ソリャヨーイートセ)