唐招提寺のうちわまき

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2025年5月19日撮影

唐招提寺で中興忌梵網会が営まれ恒例の「うちわまき」が行われました。
5月19日は唐招提寺中興の祖である僧・覚盛(かくじょう)上人の祥月命で、上人は鎌倉時代に戒律復興運動を推進した指導者の一人です。御遺徳を偲び法要と舞楽奉納が講堂で行われます。

うちわまきに先駆けて金堂と講堂の間の中庭に設けた舞台で舞楽が演じられます。

DSC_6195-Edit のコピー.

今年は納曽利が舞われました。
隣のおばさんが「これはなんという演目なの」と聞いてくるので「納曽利です」と答えると
「え?がそり」
「いや、なそりです」
「まそり?」
「な・そ・り」
「ああ、は・そ・り・ですか」
自分の滑舌にすっかり自信を無くしてしまいました😢

うちわまきでは鐘の音に合わせて鼓楼(太鼓を設置するための建物)からハート型の宝扇がまかれます。

先着順で入った300名の参拝者は75人ずつ楼の下に進み、まかれた宝扇をもれなく受け取ることができました。

先着300名に入らなくても入山のときに抽選券がもらえて抽選に当たれば宝扇がもらえます。嬉しいことに今年は抽選にあたりました!