奈良盆地が大雲海に包まれる〜若草山からの雲海撮影〜

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2018年12月23日撮影

朝起きると周囲一面濃い霧が立ち込めていました。霧が晴れてしまわないうちに写真を撮らなければと若草山に行ってみました。
先日も奈良盆地が大雲海に包まれてSNSが沸き立っていましたので、今日もカメラマンが多いのだろうなとは想像していましたが、その想像をはるかに上回るカメラマンの人数。若草山山頂の駐車場はほぼ空きがありません。

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若草山はこの冬の時期は閉山しているため、二重目の料金所が閉鎖されて奈良市内を見晴らせる地点には行けません。したがって展望は南側の御蓋山の方角に限定されます。
春日の原生林が霧の海に沈んで幽玄な雰囲気を見せてくれています。

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少し霧が動いて、山の連なりがきれいに見えるようになりました。

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今日の一番人気者はこの牡鹿くんで、カメラマンを20人ほど従えて若草山を悠然と闊歩しています。時々立ち止まってポーズをつけると一斉に連続シャッターが切られます。

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若草山からの帰りがけに東大寺大仏殿を望む展望スポットへ。
はじめは奈良市内がすっぽり霧に包まれて大仏殿の大屋根が見えませんでしたが、30分も待っていると徐々に霧が晴れてきて大仏殿、興福寺の五重塔、県庁庁舎が姿を見せてきました。

霧が上層部から晴れてきて大仏殿の大屋根が霧の中に浮かんでいる姿を撮れると理想的なのですが、そんなに都合よくいかないようです。