社内へのサービス提供は市場価格で行う

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社内の仕事をすすめる時には、さまざまなサービスを他の部署に提供したり、提供を受けたりします。例えば、ソフトウェアのテストチームはソフトウェアの第3者評価というサービスをソフト開発チームに対して提供しているし、計測器管理するチームは計測器の校正作業というサービスを提供しています。

これらのサービス提供は社内という市場原理が働かないクローズドな世界で行われるので、時として世の中の相場からかけ離れた価格に設定されることがあります。

あるサービスを提供する部門では、社内の需要だけでは規模メリットを出せないので効率的な運用ができずに高い価格設定になっていたり、他のサービスを提供する部門では、自部署の指標を上げるために赤字覚悟でダンピングしてみたりしています。(例えば開発ツールの利用者数を増やすとその部署の成果として評価されるというような状況)

これらの市場価格を無視した価格設定は、長い目で見ると会社としての競争力の低下を引き起こすことが予測されます。ということで、社内に対するサービスや取引は市場価格で行なうのが健全な姿だろうと思っています。