新緑の東大寺天皇殿の特別公開

2025年5月2日撮影

東大寺の天皇殿は東大寺本坊の中にあり、東大寺を建立した聖武天皇が祀られています。普段は非公開ですが、聖武天皇祭の5月2日などに特別に公開されます。

聖武天皇祭の日は天皇殿で8時から11時半頃まで法要が執り行われ、法要中と法要後の14時まで普段非公開の天皇殿を屋外から参拝することが出来ます。
受付では参拝記念の鉛筆が頂けました。

勅使門をくぐるとちょっと不思議な雰囲気の二体の石仏がおられました。

この建築物は本坊経庫(ほんぼうきょうこ)で1953年に国宝に指定されました。東大寺の建築物は幾度もの戦乱や火災で消失し再建されてきましたが本坊経庫は東大寺に残る数少ない奈良時代の遺構です。この後で大仏殿で行われる聖武天皇慶讃法要への行列で使われるのでしょうか、大きな朱傘が立てかけられていました。

近くまで寄れたので正面の扉を観察。古そうな錠前が付けられています。

天皇殿内部には入れませんがその様子は外から見ることができます。内部を写真に撮るのは禁止されていないとは思いますが、流石にちょっと憚れます。差し障りのなさそうな五色幕と庭の新緑を撮らせていただきました。