奈良公園近辺の新しい紅葉スポット〜入江泰吉旧居〜

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2018年12月2日撮影

奈良公園周辺には紅葉のスポットが数多くありますが、最近新しく紅葉スポットが加わりました。それは奈良に生まれ奈良を撮り続けた写真家入江泰吉氏の生前のお住まいで、2015年から一般公開されています。
依水園(いすいえん)から東大寺戒壇院に向けて水門町の古い街並みを眺めながら歩いていくと左手に入江泰吉旧居が見えてきます。

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生け垣には山茶花が咲き、玄関横のもみじと鮮やかなコントラストを見せています。実は入江泰吉旧居の紅葉はこの玄関先からだけではその全容はわかりません。ぜひ入館してその紅葉を堪能したいものです。

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応接間から外には窓一面にもみじの紅葉が広がっています。応接間から見下ろすと眼下には吉城川(よしきがわ)が流れており、その岸にはもみじの木が群生しています。入江泰吉氏が座っていたソファに座り窓の外を眺めると目の前は紅葉の様々な色で埋め尽くされます。また窓の外のどっしりと立ち上がった大きなケヤキの幹がとても印象的です。

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応接室の隣の部屋の窓から見えるケヤキの木と紅葉です。窓のすぐ傍までもみじの葉が迫っていることが判ります。

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こちらは庭の様子です。暗室前の庭は踏み石が隠れて見えないほどのもみじの落ち葉でいっぱいです。この散歩道は自由に散策ができ間近に紅葉を楽しむことができます。
入江泰吉旧居は公開されてから日が浅くガイドブックでの掲載が少ないのでまだまだ隠れた紅葉の名所といえそうです。