夜間特別拝観で元興寺、東大寺を訪ねる

11月は、奈良市の東大寺、元興寺と春日大社で夜間に特別拝観することができます。11月の特別拝観は昨年までは無かったので今年からの(だけの?)取り組みかと思います。特別拝観が行われる日時は、東大寺では11月の毎週金曜日の18:00から、元興寺は11月の毎週金・土曜日の18:00から、春日大社は11月の毎週土曜日17:30からとなっています。
今回は、元興寺と東大寺の夜間拝観へ行ってきました。

元興寺 夜間特別拝観

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11月7日に元興寺の夜間特別拝観に行ってきました。11月ともなると日が暮れるのが早くて、すでにすっかり暗くなった境内に入ると極楽堂が照明に照らされて浮かび上がっていました。この周辺の照明は電球色のライトと、昔からの水銀灯が混在していて発色が大変なことになっています^^

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極楽堂を右手に境内を奥にすすむと、普段は非公開の国宝・禅室の扉が開かれています。禅室の中には元興寺と深いご縁のある須田剋太画伯の作品が展示されています。

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須田剋太画伯の作品は毎週入れ替わるようで、この日は「薄墨桜」「花無心」「脚下徹底」が展示されていました。

東大寺 夜間特別拝観

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11月13日には東大寺の夜間特別拝観に行きました。今日はいい天気でしたので日が沈んだ後の空がなんともきれいなブルーで満ちていました。大仏殿に入っていく参拝客を参道両側の明かりが照らしています。

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今夜は、大仏殿正面の観相窓が開かれていて、大仏様のお顔を拝顔することができました。

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いつもは下から見上げるだけで真正面から見ることができない盧遮那仏のお顔です。観相窓が開いている今日は真正面から見ることができます。

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18:00から新型コロナウイルス終息を祈願する読経が、そして18:30からは大仏様への奉納演奏が行われます。この日は大仏殿の壇上で、高橋薫子(のぶこ)氏(ソプラノ)、波多野睦美氏(メゾ・ソプラノ)、辻ゆり子氏(ピアノ)による歌唱が奉納されました。