大和郡山市小南神社のとんど
2025年1月31日撮影
大和郡山市の小南神社のとんどを拝見しに行ってきました。奈良県内のとんどはたいてい小正月前後に行われるのが多いのですが、1月31日に行われるのはかなり遅いとんどです。
神社に着いたのが遅かったので点火の様子は見れず、炎はほぼ最高潮の勢いで燃え上がっていました。
炎が収まってくると長い柄のスコップでとんどを崩して真っ赤な火をかき出しやすいように広げます。
この頃からお餅と焼き網をもって集落の人が集まってきて人数が増えてきました。
とんどを中心に丸く座り自分のもち焼き場をつくります。長い柄のスコップを持った世話役の人がとんどのおき火をそれぞれの餅焼き網の下に入れていきます。
とんどの火は餅焼きには最高の火です。美味しそうな焦げ目のついたお餅があちこちで焼き上がります。みなさんとてもフレンドリーでお餅を焼きながら子供の頃のとんどの様子をいろいろ聞くことができました。
県下で一番遅いとんどですか?と聞くと「豊浦のとんどは2月に入ってからやっている」と返事がありました。大和郡山ではとんどが遅い地域があるのはどんな理由なのか気になるところです。