満開の室生寺のシャクナゲ

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2021年4月19日撮影

先日の明日香村岡寺のシャクナゲがとってもきれいに咲いていたので、室生寺のシャクナゲへの期待も膨らんできます。人が多そうな日曜日を避けて、少しでも人の少なそうな月曜日に室生寺まで行ってきました。

過去の記事
2019年4月30日 宇陀市室生寺のシャクナゲを見てきました
2018年4月18,26日 シャクナゲの名所の室生寺へ行きました

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拝観料をお渡しして仁王門に行くまでですでにシャクナゲの状態の良さが判ります。昨年仁王門の側にオープンした寳物殿がとても気になるのですが、まずはシャクナゲを見ようと仁王門をくぐりました。

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仁王門を入るとすぐにあるのがバン字池。梵字のバンの形をしているのですが、梵字を知らないのでよく判りません。シャクナゲが咲くこの時期にはクリンソウが池の淵を飾ります。

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鎧坂のシャクナゲはもう少しで満開を迎えそうです。今年は花の量が多く、シャクナゲの表の年なんでしょう。
鎧坂は室生寺の中でも1,2を争う撮影ポイントでなかなか人の往来が切れることがありません。あせらずあせらず待っていると、そのうち人が途切れるタイミングがあるので、その瞬間を逃さずにシャッターを切ります。

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鎧坂を上って一気に五重塔まで行きます。定番の写真ではありますが、こんなにシャクナゲが見事な年こそ定番の写真を撮っておかなければ。石段を登る人が途切れると石段下に陣取ったカメラマンたちが一斉にシャッターを切ります。

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日が差し込んできて五重塔が明るく浮き上がりました。ほんと、美しい、、、撮影する手を止めてじっくり見たいけど、この風景をカメラに残さなきゃという贅沢なジレンマが頭の中でぐるぐる飛び交います。

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五重塔を散々撮影して、ふと「奥の院に登ろうか」と頭をよぎりました。脚力がめっきり落ちてきたのを自覚しつつ、いやいや今年登っておかないと来年はもっとしんどくなると、そんな自問自答を毎年やっているような気がします。
この景色の場所ぐらいならまだまだ平気なんですが、この写真の上で咲いているシャクナゲを越えた辺りから勾配が厳しくなってきます。

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ゆっくりゆっくり止まらないように石段を上がっていきます。杉木立に囲まれた清涼な雰囲気、歩くにはとても気持ちのいい所ですが、石段の勾配が半端じゃありません。五重塔からおよそ400段の石段を登りきって息も絶えだえで奥の院までたどり着きました。

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奥の院の後は金堂と寳物殿にお参りしました。寳物殿に十一面観音像をはじめ地蔵菩薩、十二神将立像のうちの6体が移られてかなり印象が変わりました。