京都市上京区北野天満宮の梅

2020年2月5日撮影

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京都に出て少し時間が空きました。急に梅を見たくなって、梅といえば菅原道真ということで上京区へ足を伸ばし北野天満宮まで行ってきました。すこし観梅には早かったようで、一の鳥居から楼門までの参道横の梅の花はところどころがほころび始めた状況です。

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大きな赤目の大きな神牛がお出迎えしてくれました。こちらの白梅はかなり咲いています。
この牛の目が赤い理由をWEBで調べてみると、「道真公のお供であった牛が、瞬きもせず一心に道真公を待ち続け、目が真っ赤になってしまった」と言い伝えられているようです。

北野天満宮にはたくさんの牛がお祀りされているのですが、その中で1頭だけ立った牛がいると聞きました。しばらくはその珍しいとされる牛さんを探したのですがなかなか見つからず、途中からはそんなこともすっかり忘れてしまいました。

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御神木の「飛梅」の紅梅はまだつぼみがほころんだところで、咲き揃うまでにはもう少し日にちがかかりそうです。この飛梅は菅原道真の飛梅伝説の梅なのですが、私の記憶の中で、飛梅は大宰府と京都のどちらからどちらへ飛んでいったのかが不確かでした。後からWEBで読むとこんな内容でした。

菅原道真はが大宰府へ左遷されるときに、屋敷の庭木のうち、梅と桜と松に別れを惜しんだ。桜は道真との別れを嘆き悲しみ枯れてしまい、松の木は道真を追いかけたが途中で力尽き須磨の板宿あたりで降り立ち根を下ろした。梅だけが道真がいる大宰府まで飛んで行きその地に降り立ったという。

じゃあこの梅は?全部の梅が飛んでいったのじゃなく、一部は京都に残ったのだろうか? 一つの疑問が解けて、新たな疑問が出てきました。

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境内を歩きながら、きれいな枝ぶりの梅を選んで撮影しました。梅の木は枝が多くて梅の花を撮ろうとしても背景がゴチャゴチャとうるさくなりがちです。アップの写真を撮るときはスッキリした背景になるようにカメラの向きを工夫して撮るのがコツです。

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三光門は楼門と社殿の間に立つ中門で重要文化財です。三光門のかかる扁額(へんがく)の手前に白梅を配して撮影しました。