災いが福に転じる鷽替え(うそかえ)神事〜奈良市菅原天満宮〜

最終更新日

6月25日
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菅原天満宮で鷽替え(うそかえ)神事が行われました。

この神事は天満宮だけで行われる神事で、延喜2(902)年に菅原道真公が悪魔払いの神事をした際、鷽が蜂を食い尽くし人々を救ったことに由来しています。

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受付で鷽の一刀彫のお守りを購入し、太鼓の音と掛け声に合わせて「かえましょ」「かえましょ」と唱えながら近くの人とお守りを交換し合います。お守りを取り替えることで「鷽(嘘)が真(まこと)」になり、災いが福に転じるとされています。

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そのうちに太鼓の合図で交換が終了しお守りの箱の番号で抽選が行われます。当選した番号が次々読み上げられ賞品の交換がされていきます。これで一回目の抽選が終わり、次のお守り箱の交換が始まります。抽選は全部で5,6回は行われたように思います。たくさんの賞品が用意されていて、最後の方は豪華な大きな一刀彫のお守り「大うそ」や赤膚(あかはだ)焼の器なども出てきました。

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お守りを交換している途中で自分の手元を通り過ぎた番号が当選することがよくあるのですが、交換の最後に手元に残った番号はついに呼ばれることはありませんでした。