KFS(Key Factor for Success)をコントロール下に置く

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Climbing / alexindigo

どんなプロジェクトにもプロジェクトが成功するために不可欠な要素、これをクリアしないとプロジェクトを行う意味が無いというものが1つや2つあるものです。KFS(Key Factor for Success )と言ったりCSF(Critical Success Factor)と言ったりします。
プロジェクトチームがゴールに向かって様々な業務を行うときに、計画された資源や時間を効率的に使用するためには、KSFとして選択されたタスクに優先的に開発資源を投入しなければなりません。

有能なプロジェクトマネージャーは意識的か無意識なのかは判りませんが、プロジェクトのKFSを的確に識別してそれを重点的にコントロールしようとします。逆に何がKFSか識別できなかったり、KFSが自分のコントロールできる範囲内になければプロジェクトの成功は運任せとなってしまいます。

プロジェクトが進展してWBSの項目も順調に消化しているがプロジェクトのリスクがなかなか減少しないことがよくあります。どうやらKSFの事項が忘れられていたり、後回しにされているようです。プロジェクトに投入できる時間やリソースには限りがありますので、できるだけ早い時期にKFSを片付けてプロジェクトリスクを下げるようプロジェクト計画を策定してください。

大切なことはプロジェクトマネージャーはKFSを自分のコントロール下において、できるだけ早い時期にKFSを消化しプロジェクトの全体のリスクを下げることです。