天理市内山永久寺跡の桜〜花筏くるくる〜

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2025年4月11日撮影
天理市内山永久寺は平安時代に創建された大きな寺院でした。明治の廃仏毀釈によって廃寺となり、寺院は無くなり現在はかつての本堂前にあった池だけが残されています。池の周りには桜が植えられており桜の名所となっています。特に池に舞い散る桜吹雪とか、水面の桜の花びらによる花筏を撮影する人が多いようです。

過去の投稿(2024/04)→室生深野の篠田の桜、天理福住の西念寺の桜、天理内山永久寺の桜
過去の投稿(2022/04)→天理市内山永久寺跡の桜
過去の投稿(2018/04)→天理市内山永久寺から幾坂池の桜をめぐる

4月も中旬となると桜の花も散ってしまっていて花吹雪の撮影は難しそうです。今日は水面に散った花びらで〜花筏くるくる〜を狙ってみます。

レンズにNDフィルターを装着してカメラに入る光量を落とし長いシャッターが切れるようします。シャッター速度の設定はどれくらいの航跡を写すかによるので吹いてくる風の強さを読むことが大切です。風が強そうなら短いシャッター、風が弱ければ長いシャッター速度を設定します。

撮れた画像をモニターで確認しながらシャッター速度を調整します。この写真では3秒の設定でした。

花びらの軌跡を主題とするのか、花びらの軌跡を脇役にして他に主役を持ってくるのか。試行錯誤が続きます。

風が弱いと花びらの軌跡がどんなパターンを描くのかをイメージするのが難しくなります。この作品は、向こうの方で花びらが動きそうかなと予想して撮ったものでシャッター速度は15秒でした。

花筏を撮影するのは慣れというか繰り返しトライするしか無いような気がします。今回も大量のボツ写真を作ってしまいました。
こういう被写体を撮影すると昔の銀塩時代に写真を撮られていた皆さんはほんとすごかったんだと尊敬します。