天理市内山永久寺から幾坂池の桜をめぐる
3月30日撮影
長谷寺の桜のあとは天理市の桜の名所を巡ってみました。最初は内山永久寺跡の桜です。永久寺は永久年間の創建とされていますので平安時代に創建された大きな寺院でした。明治の廃仏毀釈によって廃寺となり、寺院は無くなり現在は池だけが残されています。
池の堤に桜の木が植えられており池に映る桜で親しまれています。
ここの場所は大和平野を吹きわたる風が直接桜の木に当たるので、よくさくら吹雪が舞う印象があります。また散った桜の花びらが池の水面に浮かんで花筏となりことも多いようです。
以前は池の魚が野鳥に捕られないように池の上をテグス糸が渡っていたのですが、今年はテグス糸がほとんど気になりませんでした。カメラを三脚にセットして風が吹くのをずっと待っていたのですがまださくら吹雪になるほどの咲き具合ではないようです。あきらめて近くの幾坂池を目指しました。
遠くからでも大きな桜の樹が見えています。そばの畑の土やみどりの草が春らしい色でした。
近づいてみるとその桜樹の大きさがよくわかります。奥にある桜とは花の開期がすこし違うようです。