春日大社から萬葉植物園の藤を見てきました

2023年4月19日撮影
春日大社の藤の花が咲き始めたという知らせがありカメラを持ってでかけました。
過去のBlogをみると春日大社の藤を撮影したのが、2021年は4月26日、2022年は4月23日、そして今年は4月19日と年々早くなってきています。奈良公園の藤の見頃は4月末からゴールデンウィークの連休にかけてというイメージが強いのですがそろそろこの思い込みを消去しなければならないようです。

過去の投稿(2022/04)→春日大社の藤
過去の投稿(2021/04)→奈良市の藤の名所を巡る〜萬葉植物園、春日大社、飛火野〜
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今日は雨上がりでしたので禰宜道(ささやきの小径)を歩いて春日大社に向かいました。昔は春日大社の神職さんの多くは高畑にお住まいだったようで、自分の家から春日大社に通うために歩かれた道です。神社に仕事に行かれるのも「出社」と言うのでしょうか?
モヤが立ち込めた春日原生林がとてもフォトジェニックです。鹿が横切るのを待ってみたのですがそういうときに限って鹿は出てきてくれません。このあたりの鹿は春日大社や東大寺にいる鹿と違ってあまり人に慣れていないようです。

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定番の林檎の庭越しの春日大社本殿の写真です。本殿の奥で大きな野藤が枝を広げています。

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春日大社の藤の魅力はなんといっても野藤独特の野趣あふれる姿です。境内のあちこち、御蓋山浮雲峰遥拝所へ向かう回廊の裏手では大きすぎてカメラのアングルに収まらないほど立派な藤が花をつけています。

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春日大社でいちばん有名な藤である「砂ずりの藤」です。なんでも樹齢800年とか。花房が1m以上にも延び砂にすれるということからこの呼名があります。この時期、春日大社で一番混雑する場所なので人が切れる間がありません。みなさんが入れ替わり立ち替わり自撮りで藤を撮影していました。

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慶賀門をこえてから振り返って見る砂ずりの藤もいいものです。

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春日大社のすぐ脇にある春日萬葉植物園の藤の園に移動しました。萬葉植物園では早咲きから遅咲きまでの20品種、約200本の藤が育成展示されていて長い期間藤の開花が楽しめます。春日大社の駐車場から萬葉植物園の東受付から入場するのがアクセスが楽です。

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全体的には咲き始めた感じでちょっと早かったかなという感じです。来週の4月末ごろに最盛期を迎えそうです。

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藤の花を撮っているといい場所に錦鯉が近寄ってきてくれました。