新薬師寺の修二会2023

2023年4月8日撮影
奈良市新薬師寺では本尊薬師如来に罪を懺悔し天下泰平を祈る、薬師悔過法要(やくしけかほうよう)と三十二相の声明の法要が行われました。例年なら春の夕暮れ、桜が舞い散る中の穏やかな修二会という印象ですが今年は少し冷え込む修二会となりました。

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過去の投稿(2019/04)→新薬師寺の修二会〜天下泰平を祈る〜

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午後5時から本堂で薬師悔過と仏の身体に備わる32の特徴を読み上げる三十二相の声明の法要が執り行われます。新薬師寺のご住職を先頭に僧侶の方々が本堂に入堂されていきます。東大寺二月堂で行われた修二会練行衆の方々とほぼほぼ同じメンバーです。

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午後7時からは、11本のたいまつに先導されて僧侶が入堂されます。本堂の西側には焚き火があり、1本ずつチョロ松明から大きな松明に火が灯されます。

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東大寺二月堂のお水取りでは松明を回したり、舞台を走るなどの激しい動きがあるのですが、新薬師寺では比較的ゆったりした動きで、時々松明を回されますが全体的に静かなお松明の印象です。
新薬師寺では松明のすぐそばを参拝客が取り囲んでいるので,二月堂でのやり方で松明を激しく動かすと危なすぎますね^^

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撮影している場所と松明との距離が近すぎてがフレームに入りません。

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入堂の順番を待つ練行衆のお姿です。

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本堂の真正面では歩みを止め、御本尊の薬師如来に向かって深い拝礼をされます。この場面をうまく撮りたいのですが、松明の位置と僧侶の拝礼の姿がなかなかうまく重なりません。

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最後に新薬師寺のご住職が特別大きな籠松明に先導され入堂されました。このあと本堂では神名帳が読みあげられ全国の神々を勧請し、天下泰平を祈ります。