斑鳩、法輪寺 法起寺から、大和郡山市 佐保川堤のサクラ

最終更新日

2023年3月29日撮影
斑鳩の里を散策し、法輪寺 法起寺の桜を見てきました。
法輪寺は推古30年(622)、父聖徳太子の病気平癒を願った山背大兄王によって建立されたと伝えらる古刹で、法隆寺、法起寺とともに斑鳩三塔としてその美しさが称賛されています。

DSC 9051

法輪寺の三重塔は昭和19年の落雷によって焼失したのですが、2代にわたるご住職の勧進行脚や、幸田文さんのご尽力があり昭和50年に復元されました。また再建に当たっては最後の宮大工と謳われた西岡常一さんも忘れてはならない功労者です。

DSC 9013 DxO

再建されてからもう50年近く経過しました。再建当時は真新しかった塔も周りの景観にしっとり馴染んできたようです。
白い桜越しに見る三重塔、落ち着いたベンガラ色が爽快な青空に映えていました。

DSC 9054

法輪寺から東に少し移動すると法起寺の三重塔が見えてきます。法輪寺の三重塔は706年完成の日本最古のものです。

DSC 9067 DxO

50年ほど前、この季節、あたりの田んぼにはレンゲの花が咲いていて、花いっぱいの田んぼのむこうに法輪寺、法起寺の三重塔が見えた記憶があります。いや本当に見たのではなく、そんな風景を見たいという願望が記憶にすり替わったのかもしれません。
いまはレンゲの花はなくなったけど、法起寺の周りは秋にはコスモスが咲き乱れて風景写真家が集まるポイントとなっています。

DSC 9086

斑鳩を離れて大和郡山市の九条公園近くまでやってきました。奈良市内からこの辺りまで佐保川には桜の並木があり、ちょうど満開となっていました。

DSC 9099

向こう岸は葉の花も咲いて絶好のお散歩コースとなっています。