吉野山の紅葉を探して

2019年10月30日撮影

桜の紅葉の様子を見たくて吉野山に足を運びました。吉野町吉野山は桜の名所として春の桜シーズンには沢山の観光客が訪れますが、秋の桜の紅葉もとても美しく人気があります。

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吉野山に向かう吉野大橋からの川面です。今日はかなり霧が出ていて、吉野山からも霧の写真が取れそうです。吉野山の雲海の写真といえは定番の上千本花矢倉からの撮影ですので、真っ先に花矢倉まで登りました。

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期待していた通り、すばらしい雲海が出ていました。いままで数多く吉野山には来ているのですが、ここまでの雲海を見るのは初めてのような気がします。

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しばらく粘っていると雲海は徐々に晴れてきて、すこし山の表情が変わってきました。雲海はかなりのスピードでその表情を変えていきます。

雲が多くなって来たので花矢倉を離れて、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)を越えて高城山展望台まで。先日に続いて2つ目の水分神社ですね

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高城山展望台は吉野山のもみじの撮影スポットです。予想通り、まだ紅葉は始まっておらずだれも観光客はいませんでした。撮影のアングルを確認するだけとなりました。
しかし、この道はなぜこんなにつるつる滑るのでしょうか、、歩くときはバランスに気をつけながら細心の注意が必要です。

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中千本まで降りて如意輪寺近くの五郎兵衛茶屋へ登ってみました。五郎兵衛茶屋といってもお茶屋があるわけじゃなくて、ここも桜の絶景ポイントです。紅葉のシーズンに訪れるのは初めてです。

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遠景の杉の林は霧に包まれていい雰囲気を醸し出しています。
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このあたりの桜はきれいに紅葉が進んでいます。桜の葉の後ろに霧が流れてロマンチックな雰囲気の写真が撮れました。
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桜の樹皮についた苔もいい色合いです。桜の樹皮の苔は写真を撮るにはいいアクセントとなってくれるのですが、桜の木の育成には悪い影響を与えます。吉野山の人々が桜を守るために(財)吉野山保勝会が中心となって桜の樹皮の苔を落としたり、下草刈り、追肥、ヤドリギの除去などを行ってくれています。本当にありがたいことです。