見逃すには惜しすぎるサルスベリを巡ってきました

最終更新日

遠くのサルスベリは計画をねって出かけるのですが、近くで咲いているサルスベリは意外と行く機会を逸することがあります。そんなサルスベリを見てきました。

桜井市聖林寺のサルスベリ

2020年9月11日撮影

桜井市聖林寺は談山神社へ続く多武峰街道の右手の小高い丘の上にあるお寺で、国宝十一面観音立像や子安延命地蔵菩薩像が安置されています。多武峰街道は吉野に行く時によく通るのですが、夏の時期は寺川の橋あたりから聖林寺さんを見ると本堂を覆うようにサルスベリが咲いているのが見えます。

DSC 8440

サルスベリは開花期が長いのでそのうちに、そのうちにと思っているうちに花の時期が終わってしまうのが常でした。今年はなんとか花の時期に間にあったようです。早く見に来なさいという仏さまのお導きのようにも思えます。

DSC 8464

ハス鉢が並べられた山門への石段を登っていくと、山門の向こうに本堂と石塔、そしてサルスベリの木が見えてきます。

DSC 0241

本堂の前庭に石灯籠と十三重石塔が置かれており、その奥でサルスベリがいっぱいの花を咲かせていました。

DSC 0257

サルスベリを間近で見るために本堂に上がってみると、こちらにも十一面観音さまがおられました。朝の光がちょうど斜光で入ってきて美しくライティングされました。

宇陀市榛原額井子安地蔵のサルスベリ

2020年9月5日撮影

DSC 8099

榛原から室生大野方面へ行く時に天満台住宅の上の道をよく走るのですが、そのわずか4,5m下の旧道に額井(ぬかい)の子安地蔵磨崖仏があります。普段走っている道のすぐ脇に地蔵堂があることを今回はじめて知りました。いつもの道を少し外すだけでこんなにおだやかな風景に出会うことができることに驚きます。

DSC 8108

花の付きが少ないのが残念です。時期を外したのか樹勢がいまいちなのかはわかりません。夕方に撮影したので光の状態は厳しかったようで、ここは午前中の撮影がおすすめです。

王寺町永福寺のサルスベリ

2020年9月6日撮影

ごく最近、WEBやSNSで知った近くのお寺さんですが、いままでこんな立派なサルスベリが咲いていることを知りませんでした。

DSC 8118

本堂と観音堂の間に大きなサルスベリが植えられています。今回は花の最盛期をちょっと外れたかもしれません。

DSC 8137

お寺さんのお堂や山門、境内の隅々まで、とても美しくされています。清々しい気持ちの良いお寺さんでした。