桜井市忍阪(おっさか)石位寺のサルスベリ

2020年8月25日撮影

桜井市から大宇陀方面に行く途中に忍阪(おっさか)という集落があります。石位寺は忍阪集落の南端の小高い丘に位置しており「伝薬師三尊石仏」で有名なお寺です。
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8月の初めにサルスベリの花を目当てに訪れたのですがこの写真のようにサルスベリはまったく咲いていませんでした。散歩でお寺を来られた人に聞いてみると「盆を過ぎないとなぁ」と教えてもらい2回目の訪問となりました。

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お盆も過ぎた8月25日に再訪しました。境内には数本のサルスベリの木があるのですが、そのうち1本しか花を付けていませんでした。ちょうど区長さんがおられたので話を伺ったのですが、原因はよくわからないけど今年は開花が遅いようで、この後もあまり期待できないようです。

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サルスベリのは花が少ないので残念ですが、きれいな青空をバックにして写真を撮ってみました。こればっかりは仕方ないので来シーズンに期待することにしましょう。

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境内から見える倉橋のため池のえん堤です。

Kurahashi

倉橋のため池はえん堤の草木を刈り込んで「くらはし」という文字を作っています。この文字が教科書フォントのようなデザインなので気になっています。どんな人がこのデザインにすると決めたのでしょうか、かなり好きな文字です。

石位寺は無住なので、薬師三尊石仏は予約しないと拝観することができません。ちょうど予約された観光客の方と一緒になったので、普段は見れない薬師三尊石仏を一緒に拝観することができました。飛鳥時代から奈良初期の石仏ですが、とても保存状態がよく唇にうっすら赤味が残っているのに驚きました。
2020年1月~3月まで東京国立博物館の特別展「出雲と大和」で展示されていて、この前にお戻りになられたとか。