桜井市小夫天神社の御田植祭2025
2025年2月17日撮影
桜井市小夫天神社の御田植祭を見せてもらいました。小夫天神社の祈年祭、御田植祭は毎年2月17日までの土曜or日曜に行われます。
過去の投稿(2024/02)→桜井市小夫天神社の御田植祭
神社の祭壇の前には今日の御田植祭で使われる道具類が並べられていました。田植えに用いる早苗には松苗が使われ洗米の包みが付いています。右の写真は樒の枝に藁の細工が付けられて米が和紙で包まれています。ハナカズラと呼ばれる奉納物です。主役の牛と、農機具(鋤とマンガ)です。
祈年祭が終わると境内で御田植祭が始められました。小夫天神社の御田植祭は最初に弓打ち行事があるのが特徴的です。
神田の東と西に鬼と書かれた蛇の目の的が設けられています。神職の放った矢が2本とも見事に的を射抜きました。こんな見事な弓打ちは見たのは初めてです。
弓打ちの後、農作業が始まりました。神田の中で畔切りや畦塗りの所作が行われます。
牛さんが登場して、唐鋤やマンガを曳いて田んぼを整えます。
今年の牛さんはしっかりとお神酒が入っていたようで元気に大きな声で田を耕してくれました。
苗代田ができたので神職と氏子の方が稲籾を蒔く所作を行います。
田植えでは早苗に見立てた松苗を神田に植えてすぐに背後に投げます。
松苗は各自が持って帰って田んぼの水口に立てられます。ハナカズラはどうするのか聞いたら稲床に使うと教えてくれました。昔サビラキの時に畔に立てられてたとFB友達が教えてくれました。田植え時期にもう一度訪れてどう使われているかを見たいものです。