宇陀市の田植えが終わった水田を巡る
2022年5月26日撮影
田植えが終わった水田巡りが続いています。今日は宇陀方面の水田を見に行きました。
過去の記事を見ますと同じような時期に同じような場所に行っています。
2021年5月30日の記事→宇陀市 榛原赤埴から室生深野の棚田を訪ねて
2018年5月29日の記事→宇陀市榛原〜室生のコアジサイ
宇陀市の榛原赤埴(はいばらあかばね)地区の仏隆寺から室生へ抜ける山道からみた水田風景です。植林された杉林の斜面に棚田が伸びやかに広がっています。ここに訪れるたびに同じアングルで写真を撮っていて、とても気持ちのいい風景です。
山道を進んでいくとコアジサイが咲いていました。斜面の上の方に咲いているので少し背伸びをしないと写真が撮れません。川上村の足ノ郷越(あしのさとごえ)のコアジサイ群生が無作法なカメラマンのせいで撮影しにくくなってからはコアジサイを目当てに撮影に行くことがなくなりました。大きな群生を見るのは難しいのですが時々このように予期せずコアジサイに出会えるととっても嬉しいものです。
花を求めて虫も寄ってきます。これはアブ?ハナアブの仲間でしょうか。
赤埴の集落を散策していると、水田の向こうに大きな樹木に横に建つ大和棟の民家がありました。少し前までは茅葺き屋根だったと思われます。
榛原赤埴から室生深野に移動しました。深野地区も美しい棚田が広がっている地域で「奈良県景観資産」や「にほんの里100選」、「ユネスコ未来遺産」に選ばれています。
集落を歩くとあちこちでウツギの花が見られました。
高台を歩いていると石仏がありました。深野から東の方へ降りていくと三重県の名張の町があり、かつては伊勢と奈良を行き来する街道がありました。多くの旅人がこの石仏に手を合わせたことでしょう。
のどかな水田の風景が続きます。集落の中を撮影して歩いていると幾度となく同じハイカーグループに出会いました。深野のササユリを見に来たという話でしたがササユリの開花時期にはちょっと早すぎたようです。これから三本松を越えて室生口大野まで歩くとのこと。今日は絶好のハイキング日和でした。