桜井市多武峰の談山神社のあじさい

2020年7月4日撮影

7月に入り、奈良県の平野部のアジサイはそろそろ終盤を迎えています。まだまだアジサイを撮りたいので今日は桜井市多武峰の談山神社を訪れました。
談山神社は桜と紅葉の名所ですが、標高が400mぐらいの山中に位置しているので、アジサイの開花も遅めです。

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今日は、一日中雨が降り続き、時々強く雨が吹き降るアジサイ撮影には絶好のお天気です。レンズが濡れないように気を使いながらの撮影となりました。

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雨に洗われた新録のモミジが鮮やかな緑の色彩を放っています。お堂の庇に塗られた朱色との対比が印象的でした。

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境内のあちらこちらでアジサイが花をつけています。このやや淡い色のアジサイは、晴天の下では色がすっ飛んでしまいます。雨の日のおかげで微妙な色合いを見つけることができました。

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すこしアンダー気味に撮影しています。露出をアンダーにすることで葉っぱの色調が抑えられてガクアジサイの紫の色が強調されてきます。

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談山神社に来るとこの木造の十三重の塔はカメラに納めなければなりません。定番の位置から撮影しています。

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さらに十三重の塔を撮ろうと塔を見上がる位置に移動する間に大粒の雨が降ってきました。この場所も撮影定番スポットのけまりの庭、傘をさしながらの片手撮影となりました。雨に煙る十三重の塔もいいですね。

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拝殿に入らせて頂いて雨をやり過ごします。

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雨も小降りになったので拝殿の階段をおりていきます。振り返って階段を見ると、大きな雨粒が石段をたたいて水が跳ねています。「雨音はショパンの調べ」なんていう言葉を思い出しながらシャッターを切っていました。うーん小林麻美さんか、、

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山門をでると、時代の流れから取り残されたような古い郵便ポストと電話ボックスがあります。雨が演出してくれたおかげでロマンチックな写真となりました。

雨の撮影の後はカメラ、レンズのメンテナンスをお忘れなく。濡れたまま放置しておくと、レンズのカビやカメラ故障の原因となります。

  • 帰宅したらカメラのボディやレンズの鏡筒部などはタオルやシリコンクロスなどで丁寧に水分を拭き取ります。
  • カメラバックからカメラ、レンズ、アクセサリーなどの中身を全て出して、バックを乾かします。
  • カメラからレンズを外し、レンズのフード、フィルター、レンズキャップを外して広げます。ホコリのたたない部屋で1日ぐらい乾燥させます。
  • 乾燥が終わったら、カメラやレンズの鏡筒をシリコンクロスで汚れを拭き取ります。
  • レンズやフィルターの表面をブロアーで埃を吹き飛ばし、汚れていたらレンズクリーナーなどで汚れを落とします。


レンズのメンテナンスでよく使っているアイテムです。