山の辺の道の石仏

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2021.1.18撮影

天理市の山の辺の道を歩いていると旧家の前に石仏がお祀りされていました。
こちらの旧家は代々庄屋を務められたお家だそうで、家の前の山の辺の道の脇に弘法大師由来の井戸があります。
50年ほど前に道幅を拡張するために井戸を動かす工事をしていたら井戸の中から古い石仏が5体発見されました。井戸から出てこられた石仏を改めて移設された井戸のそばにお祀りされたとのことです。

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石仏は長方形の板状の石版に半肉盛りで仏様が彫られており、時代は古そうでかなり表面が風化しています。最初は六地蔵の一体が失われたのかと思ったのですが、大きさから判断して5体の仏様ではなく3体+1体+1体の仏様かなとも思います。奥から2体目はうっすら錫杖と宝珠のような物が見えるので地蔵菩薩かもしれません。
なぜ井戸の中に仏さんがおられたのか、そんな風習があったのでしょうか。