向渕、吐山のスズラン群生地の撮影

2020年5月19,23日撮影

新型コロナウイルスのため3月後半から撮影は控えており、撮影するにしても人に出会わなさそうな場所を選んでいました。
5月中旬になると指標としていた大阪での1日あたりの新規感染者数が10人を下回る日が続いて安定しているのでそろそろ撮影を再開することにします。とはいっても感染のリスクは皆無ではないし、特に自分が感染するリスクより知らずに他の人に感染させてしまうのが怖いので、なるべく人の少ない場所、他人とのソーシャルディスタンスが確保できるところを探しました。

ということで、奈良市都祁の吐山(はやま)、宇陀市室生向渕(むこうじ)にあるすずらん群生地に行きました。

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こちらは、向渕のすずらん群生地です。思惑通りというより花の最盛期には少し早かったようで5月19日はだれもおらず貸切状態で,23日には2,3人の人がおられました。
スズランは山の斜面に自生しており自生地を保護するためにぐるりと遊歩道やウッドデッキが設けられています。撮影はウッドデッキや遊歩道からとなりますので長めのレンズが便利です。

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ぱっと見ただけでは見つけにくいのですが身をかがめて視線を低くすると、葉っぱの陰で咲いているスズランの花が見えてきます。こちらの写真は花つきがいいので5月23日撮影分です。

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この写真のように、葉っぱに水滴が乗っているとスズランの清楚な白い花とマッチしていい雰囲気を醸し出してくれます。スズランの撮影は雨上がりの午前中で水滴が残っている時刻がベストです。

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離れたい位置から小さな花を撮ることになるのでピント合わせはとてもデリケートです。何枚も撮影してピントの合ったものを選ぶのが現実的な撮影方法かと思います。