白い花咲いた 〜海龍王寺から東大寺不動堂へ〜

2020年3月22日撮影

まだ桜の開花には少し早いようです。桜に先駆けて春を告げるユキヤナギとか白木蓮を見ようと奈良市内のお寺を訪ねました。奈良市内で早春の白い花というと真っ先に秋篠寺のモクレンをと思うのですが、なんでも今は治療中と聞いたので今年はパスして海龍王寺へ行きました。

海龍王寺のユキヤナギ

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海龍王寺は平城宮跡の東に位置しており、隣接する法華寺と同じく光明皇后ゆかりの古刹です。

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境内には多数のユキヤナギ植えられており、3月下旬から4月上旬にかけて、境内のあちこちで可憐な白い花を楽しむことができます。

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ユキヤナギは日本原産のバラ科の落葉低木で、無数の小さな白い花を咲かせます。低木とはいえ、樹高は2m近くありそうで、境内の通路からあふれる出るほどの勢いで咲いています。境内の中をユキヤナギに触れないように歩くのはちょっと難しい状況です。

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海龍王寺のユキヤナギを十分堪能してこんどは東大寺をめざしました。

東大寺不動堂の白木蓮

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東大寺不動堂は三月堂と手向山八幡宮の間の坂道を登りきったところにお堂があります。あまり観光客が訪れるお堂とは言えず、ふだんから静かな場所です。この不動堂の脇に大きな白木蓮があり、3月中旬頃から花をつけはじめます。FBのお友達がこのモクレンの画像をアップしてくれたので花の満開を知りました。

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シモクレン(紫木蓮)とちがって白木蓮は樹高が高く育つのですが、ここの白木蓮も相当背の高いモクレンで、おそらく15mぐらいの高さはありそうです。
16mmの広角ズームで撮っているのですがそれでも画角には入り切りません。

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樹の下に入ってハイアングルで撮影します。画面いっぱいにどこまでもモクレンの白い花弁が広がります。見る花見る花、すべての花が満開なんです。モクレンってこんなに揃って一気に花が咲くのですね。