「何を決めるのか」を決めてプロジェクトを駆動する

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Power !
Power ! / PSParrot

プロジェクトと定常業務の違いの一つとして、プロジェクトでは不確かな状況のなかで意思決定を迫られること、そしてその意思決定はいままで経験したことのない新規性の要素が多いことが挙げられます。

定常業務では仕事が標準化がされているので、意思決定の場面では判断のためのデータも揃ってるだろうし、判断基準も標準化されていますので難しい判断は少ないことが普通です。プロジェクトでは今までの経験したことのない課題がつぎつぎと出現します。これらは一筋縄では行かない難しい課題が多いので、どうしても判断を先送りしてしまいがちとなりタイミングを逸してしまいます。

炎上したプロジェクトを観ると、先送りされた事項があちこちで積もり上がって様々なタスクが行き詰まっていることが多いようです。
「何を決めるのか」を決めていない、「誰が決めるのか」を決めていないなど、プロジェクトを駆動する意思決定をどのように着実にこなしていくかの計画ができていないのです。

もしプロジェクト進行が順調でないのなら、今週、あるいはこの2週間の活動のなかで何を決めるのか、誰が決めるのかをリストアップしてチームメンバーと意見を交わしてみましょう。決める事柄と決める人が明確になればプロジェクトは駆動力を取り戻します。