自分がコントロールできないことに責任転嫁しない
Philly_crash / One-Fat-Man
プロジェクトの成否を決める決定的な要因(CFS)や、プロジェクト全体のスケジュールを決めるクリティカルパス。有能なプロジェクトマネージャーは意識的にか無意識の中でか判りませんが、これらの決定的な要因を嗅ぎわけ、的確にコントロールすることでプロジェクトを成功に導きます。もしこれらの要因を見つけることができなかったり、自分でコントロールできる部分が少なすぎる場合は、プロジェクトの成功は全くの運任せとなります。
自分自身でコントロールできる要素が多いほどプロジェクトの成功に近づくのですが、実は今あなたが目の前にするほとんどの事がらは、過去の自分が取った行動、あるいは行動しなかったことの結果から成り立っているのです。有能なプロジェクトマネージャーが自身でコントロールできる要素を多く持っているということは、決して偶然ではなくて、いままでの選択と判断がもたらした成果なのです。
もの事が自分の思い通りに行かない時に、それを自分のコントロールできない物のせいにしてはいけません。コントロールできないものを自分の思い通りにしようとしても時間の無駄ですし、大きな労力が必要となります。それより自分の考え方や態度を変えるほうが簡単にもの事を好転することができますし、コントロールできる要素も徐々に増えてくるのです。
何かがうまくいかなかった時に自分がコントロールできないことに責任転嫁することをやめることで、将来的にプロジェクトの成功確率は上がってきますし、より強い自分に変わることができます。