野焼きの煙の中の近鉄電車

2018年11月23日撮影

日中は季節を忘れるほどの暖かさですが日暮れ近くになると一気に冷え込んできます。
吐山の太鼓踊りからの帰り道。
R165の桜井市吉隠(よなばり)あたりの風景はとても好きなところで、バイクを止めて向こうの棚田をながめることがよくあります。

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野焼きの煙は冬の到来を感じさせる光景です。子供の頃に夕日を背に浴びながら、あちこち煙が立ち上がっている田んぼの中を走って家に帰った記憶がよみがえります。
夕日と野焼きを撮ろうと坂を降りていくとちょうど近鉄特急が煙の中を走り抜けていきました。おばさんのピンクのかっぽう着がいい味出ています。

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紅葉といえば赤いモミジが思い浮かぶのですが、ブナ、ナラ、クヌギなどの落葉樹が夕日で黄金色に染まる光景も心打つものがあります。これも子供の頃に見てきた風景を思い起こさせるからでしょうか。こんな美しい里山の風景も最近は少なくなりました。

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