明日香村栢森の女綱の掛けかえ行事2025
2025年1月11日撮影
明日香村で栢森の勧請綱、女綱の「綱掛神事」を見てきました。勧請綱は集落の境に張られる注連縄で地域の外から入ってくる悪しきもの(疫病や災厄)を追い払うための結界のようなものです。明日香村では飛鳥川下流稲渕の男綱と上流の栢森の女綱が対となって張られていることでよく知られています。
過去の投稿(2024/01)→明日香村栢森の女綱の掛替え行事2024
過去の投稿(2023/01)→明日香村 稲渕・栢森の綱掛け行事 2023
過去の投稿(2021/01)→明日香村の男綱、女綱の掛けかえ行事
過去の投稿(2018/01)→明日香村栢森の綱掛神事〜女綱の掛け替えを見てきました〜
栢森の集落は昨日の雪が日陰に少し残ってきりりと冷え込んでいました。3時ころに集会場に着くと勧請綱はほぼ出来上がっていて最後の仕上げ段階でした。
集会所で出来上がった勧請綱は3時半頃にお坊さんの先導で飛鳥川まで運ばれます。
古い集落の町並みを担いで運ばれる勧請綱は明日香のお正月ならではのフォトジェニックな風景です。
明日香川に沿って集落の外れまでやってきました。この福石のある場所が勧請綱を架ける場所です。福石の横に勧請綱が置かれ、お坊様のお勤めが始まりました。
お勤めが終わると綱の架替えが始まります。手慣れた手つきで昨年の古い綱が新しい勧請綱にかけ替えられました。例年なら綱掛けが終わる頃は薄暗いのですが今年は明るいうちに終わりました。