大和郡山市の矢田坐久志玉比古神社の綱掛け2024
2024年1月8日撮影
お正月は各地で綱掛け行事が行われます。今日は大和郡山市矢田町にある矢田坐久志玉比古(やたにいますくしたまひこ)神社の綱掛けを拝見しました。矢田坐神社には物部氏の祖先神とされる櫛玉饒速日命と御炊屋姫が祀られており、豊穣を祈願する農耕神とされています。
過去の記事(2019/01)→大和郡山市の矢田坐久志玉比古神社の綱掛け
また航空の神様としても知られており、楼門には源田実氏が奉納された陸軍九一戦闘機の木製プロペラが奉納されています。私が源田実氏の名前を知ったのは子供の頃読んだちばてつや氏の漫画「紫電改のタカ」からの知識です。
お正月(1月2日か?)に宮座衆により作られた縄の束が楼門の4角に立て掛けられています。本殿での神事の後、宮司さんが楼門に移動して縄の束を切麻(きりぬさ)でお清めされます。
宮司さんのお祓いの後、縄の束は太い綱にまとめ上げられます。この神社の綱は鳥居を挟んで左右に長くかけるので40m〜50mぐらいの長さが必要です。
まとめ上げられた綱が神社の鳥居まで運ばれます。
新しい綱が鳥居前の柱に架け渡され、五穀豊穣・悪病退散が祈念されました。