紅葉シーズンもいよいよ終盤〜吐山城福寺、三本松白鳥神社、室生大野寺、室生田口水分神社〜

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2023年11月24日撮影

奈良の紅葉シーズンもいよいよ終盤を迎えてきました。まだ見れていない場所が多いので今日は駆け足で宇陀から室生方面の紅葉をぐるりと巡ってきました。

過去の投稿(2021/11)→都祁吐山町の紅葉を求めて〜城福寺の紅葉と下部神社のイチョウ〜
過去の投稿(2020/11)→吐山から宇陀市の紅葉を求めて〜吐山の城福寺、室生の西光寺、大野寺〜

都祁吐山城福寺の紅葉

旧都祁村吐山にある城福寺の紅葉です。都祁村は2005年に市町村合併で奈良市に編入したのですが未だに奈良市と言われてもピンときません。城福寺は(多分)無住のお寺さんと思うのですがいつもきれいに手入れがされていて気持ちよく参拝ができます。

お寺の石段から頭上に広がるイチョウの黄葉を見上げるのが好きで毎年訪れています。今年もきれいにイチョウが色づいていました。

三本松白鳥神社のイチョウ

三本松の旧道を通っていくと白鳥神社の大きなイチョウが色づいていました。この神社は社名が示すようにヤマトタケルゆかりの神社とされています。

境内から石段を上ったところに拝殿があります。ちょうどイチョウが葉を落としていて夕立のように葉っぱが落ちてきます。
拝殿の柱に「御祭神 日本武尊」と書かれていました。

室生大野寺磨崖仏と紅葉

室生の大野寺の前には宇陀川が流れていて、対岸の岸壁には高さ14mもの大きな阿弥陀如来像が刻まれています。鎌倉時代前期の承元二年 1208年に笠置寺の本尊である弥勒磨崖仏を模して造立されました。

遠目にみるので刻まれた線が細くお姿をはっきり見るのは難しいようです。時間をかけてじっくり線を追っていくと、なだらかな肩の曲線とか流れる衣のひだなどが見えてきてとてもお優しい姿だと感じます。

室生田口水分神社の紅葉

大野寺から室生寺を越えて下田口まで移動しました。お目当ては田口水分神社のイチョウです。

イチョウはまだ青々と茂っていて黄葉には早かったのですが、鳥居周辺の黄葉がとても綺麗に色づいていました。

緑から黄色、真紅への秋色のグラデーションが美しく時間を忘れての撮影となりました。