都祁吐山町の紅葉を求めて〜城福寺の紅葉と下部神社のイチョウ〜

2021年11月13日撮影
今日は紅葉をもとめて奈良市都祁吐山町を訪れました。
都祁吐山は紅葉の撮影で毎年訪れています。紅葉だけでなく山に囲まれた静かな集落のたたずまいが好きで何度も訪れる場所です。
2020年11月10日の記事→吐山から宇陀市の紅葉を求めて〜吐山の城福寺、室生の西光寺、大野寺〜

吐山城福寺の紅葉

香酔峠を越えてすずらん群生地への道標をこえてバス停のある辻を左に入りしばらく走ると城福寺が見えてきます。

DSC 9680

車一台がやっと通れる細い道の両側に銀色に輝くススキが風に揺れています。このススキの向こうに見えるお寺への参道を見ているとホッとする気持ちになれます。

DSC 9696

境内へ上がる石段途中の紅葉はちょうどいま真っ盛りの色づき具合でした。広角レンズで石段から上を見上げて撮影するのですが、水平がわからなくなったり、上体を反らせすぎて石段の上でバランスを崩したりするのは毎年のこととなっています.

DSC 9692

急な石段を登って振り返ってみました。

DSC 9733

境内にあるイチョウの木はもうほとんどの葉を落としていました。境内はイチョウの落葉が敷き詰められています。あまり訪れる人もいないのか、人の足跡の形跡がありません。誰もいない静かな午後です。

吐山下部神社(おりべじんじゃ)のイチョウ

DSC 9762

吐山地区のほぼ中央にある下部(おりべ)神社には幹回りが3mほどもある大きなイチョウの木があります。イチョウの葉が境内に落ちて黄金色の絨毯を敷きつめたような光景を見ることができます。今年は(も?)来るのが遅かったようで葉っぱは既に全部落ちていて木の枝に葉っぱは残っていませんでした。

DSC 9752

下部神社(おりべじんじゃ)では毎年11月23日に「吐山の太鼓踊り」が行われます。その準備が始まると境内は掃き清められますのでこのイチョウの絨毯も見れなくなると思われます。
2018年11月23日の記事→奈良市都祁吐山町の吐山の太鼓踊り

DSC 9757

そういえば、吐山の太鼓踊りもこの2年は見ていません。新型コロナウイルスの影響で行事が中止になっているか、縮小されているのかがわかりません。
このコロナの状況や世の中の動き方を見ていると、たとえお祭りが行われていたとしても気軽に見に行きにくい雰囲気です。早く沈静化して集落の人と一緒にお祭りを楽しみたいものです。