東吉野村の紅葉を愛でる

最終更新日

2023年11月15日

イチョウの黄葉をさがして吉野郡東吉野村谷尻まで行ってきました。ここは宇多野から東吉野村木津(こつ)に抜ける山の中を通るショートカットの道で、あまり走る機会がありませんでした。どなたかがSNSで道路にイチョウの葉が敷き詰められたように落ちている写真をあげているのを見て無性に行きたくなったのです。

吉野村谷尻にとても雰囲気の良い神社がありました。集落を流れる谷尻川沿いに社殿があり県道からゆるい坂道を登ると境内に入れます。荘厳なピーンとした空気なのですが、厳しいわけでなくなんかホッとする空気が漂っています。

神社のそばには盛大にイチョウの黄葉が落ちています。自動車の通行量が少ないので落ち葉がそのまま残っているようです。

こちらには紅葉の葉が苔の上に落ちて木漏れ日のスポットライトで照らされていました。だれかに手を出して動かすのはだめと言われているような気がします。

谷尻から木津を通り、丹生川上神社中社の方へ走りました。眼の前には高見川の清流が流れています。高見川対岸の木立が美しく色づいていました。
県道脇に薬師堂への案内看板があり、そうそうまだ見たことがないけど東吉野村の薬師堂念仏踊りはここで行われるのだなと確認します。

紅葉する広葉樹、常緑樹が混成している木立なので多様な色が自己主張しながら山肌を美しく装飾しています。

川べりに降りていくと流れる水の美しさがひときわ実感できます。

川の流れが穏やかなトロ場では山の紅葉が映り込んで綺麗なグラデーションを作っていました。