吉野山金峯山寺の蓮華会蛙飛び行事2023

2023年7月7日撮影
午前中に大和高田市の満田で行われたハス取り行事の後、吉野山の金峯山寺で行われる蓮華会・蛙飛び行事を見に吉野山までやってきました。

過去の記事(2022/07)→吉野山金峯山寺の蛙飛び行事

DSC 3156

吉野ケーブル駅に行くと、12時30分頃に上千本の竹林院を出発した蛙を乗せた太鼓台がすでにケーブル駅に着いていました。本日の主役のカエルさんは今年も元気に愛想を振りまいています。吉野山のお祭り行事に登場する鬼さんとか、カエルさんとか、奴さんたちは大変愛想がよくてカメラなどでツーショットをお願いしても気軽に応じてくれます。

DSC 3160

カエルの太鼓台のそばには大和高田で取られた蓮が木桶に入れられて運ばれてきています。これから金峯山寺で蔵王権現様にお供えされて、次の日早朝には山上ヶ岳大峰山寺や各拝所にもお供えされます。

DSC 3188

竹林院からケーブル駅まで降りてきた太鼓台は金峯山寺で行われる蛙飛び行事のため金峯山寺まで戻っていきます。吉野山のメインストーリーは急な坂が続いていて、荷物なしでも息を切らして登るほどの勾配ですが、太鼓台はカエルを載せてグイグイ登っていきます。

DSC 3227 DxO

黒門からの急坂を登りつめたところには銅の鳥居(かねのとりい)の石段があります。鳥居下で隊列を整えた太鼓台は気合を入れ直して一気に石段を駆け上がりました。カエルさん怖くなかったですか?
以前なら太鼓台は国宝の仁王門の石段も駆け上ったのですが、仁王門は70年ぶりの解体修理中ですので当面仁王門の石段駆け上りはお預けです。

DSC 3449

蓮の花の献花法要が執り行われたあと、カエルさんが蔵王堂の舞台に現れます。神妙に僧侶の前に歩み出て懺悔をするとありがたい法力で元の人間の姿に戻ることができ、参拝者たちから拍手が上がりました。

DSC 3543

蛙飛びが終わると蔵王堂境内で採灯大護摩供が行われました。