天理市大和神社(おおやまとじんじゃ)の御弓始祭

2021年1月4日撮影

天理市の大和神社(おおやまとじんじゃ)で今年一年の無病息災と五穀豊穣を祈り、御弓始祭が執り行われました。
1月、2月に奈良県の各所で魔払い、悪除けのため矢を射る弓打ち神事が行われますが、大和神社の御弓始祭が年が明けて最初に行われる弓打ちだと思います。
2019年の御弓始祭の様子はこちらから⇒天理市大和神社(おおやまとじんじゃ)で初春の御弓始祭

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奈良県弓道連盟会員や天理市立南中学校弓道部員の射手らが境内に入ってこられました。その後、拝殿でおはらいを受けます。

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最初に「蟇目(ひきめ)の儀」が執り行われました。矢の先端に穴が開いた鏑が付けられており、矢を放たれると「ヒョオーン」と音が鳴ります。この蟇目の出す音が邪気を払い場を清めます。

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蟇目の儀の続いて宮司さんが矢を射ます。

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天理市立南中学校の弓道部員たちが2本ずつの矢を放ち、20M先の的を射抜いていきます。

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最後に小笠原流の様式に則った百々手式(ももてしき)が行われました。色鮮やかな直垂や水干(すいかん)という鎌倉時代の装束を身につけた弓道連盟会員が5名ずつ並び次々と矢を放ち、御弓始祭の最後を締めくくりました。