天理市大和神社(おおやまとじんじゃ)で初春の御弓始祭

2019年1月4日
今年は天候に恵まれたお正月で、穏やかな陽気に誘われて大和神社(おおやまとじんじゃ)へ行ってきました。毎年1月4には新しい年の厄除け、豊穣等を祈願し御弓始祭(おゆみはじめさい)が行われます。

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最初に魔障を祓う儀式「蟇目(ひきめ)の儀」が行われました。矢の先端に「蟇目鏑(かぶら)」がつけられた、矢が放たれるとひゅーという風切り音を発し魔障を退散させます。

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射手は地元中学の弓道部員や奈良県の弓道連盟の方々が務められますので射られる矢が速く目で追うことができません。カメラの連写モードで(約7コマ/秒)撮影しても弦を離れる瞬間はまず捉えられません。
連射の間隔が(約7コマ/秒)=140msに対してシャッター速度が1/1000secとして1ms、確率的にもかなり無理っぽいですね。

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なんとか矢が放たれる瞬間を捉えることができました。このショットの前に5秒以上シャッターを切り続けていますので40枚ぐらいのボツ写真が量産されることになります。きょう一日で数百枚のボツ写真ができあがりました。こんなに連写したのは初めてじゃないかなと思います。

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この写真は「百々手式(ももてしき)」の様子です。男女5名の2組が一列に並び、端の射手から一人ずつ順番に矢が連射されます。戦において敵に反撃の機会を与えずに連続して攻撃するための戦術で、間隔をあけずに矢が射られ様はとても勇壮な儀式です。