桜井市長谷寺のだだおし2024

最終更新日

2024年2月14日撮影
桜井市長谷寺で行われた伝統行事「だだおし」を見てきました。
だだおしは長谷寺で2月8日から行われている修二会の結願の日に行われる鬼追いの儀式です。本堂の法要が終わる頃に堂内で暴れまわった赤青緑の鬼が牛王札を持った僧侶に追いやられ、大きな松明を持って堂外で出てきます。法螺貝や太鼓、鉦が鳴り響く中、鬼たちは参拝者を威嚇しながら本堂の回廊を逃げ回ります。

過去の投稿(2023/02)→桜井市長谷寺のだだおし 2023
過去の投稿(2020/02)→2020 桜井市長谷寺のだだおし
過去の投稿(2019/02)→桜井市長谷寺の「だだおし」
過去の投稿(2018/02)→桜井市長谷寺のだだおし〜大松明の火の粉の中、赤青緑の三匹の鬼が暴れる〜

最近は本堂を遠景で取ることが多かったので、5年ぶりの本堂横からの撮影です。コロナ禍の一般客の拝観中止から再開した後、鬼たちの登場する時刻が1時間ほど遅くなり鬼の顔が暗くなりすぎて撮影のハードルがぐんと上がりました。
緑鬼はなんとか撮影できましたが、悲しいことに青鬼は顔が見えませんでした。

青鬼と、緑鬼がすれ違うとそれぞれの大松明が激しく打ちつけられ大きな炎が上がります。

DSC_5948-強化-NR-Edit のコピー.

大トリの赤鬼がやってくるとだだおしは一気にボルテージが上がります。鬼が左右に動くのに併せて参拝者やカメラマンの人垣が揺れます。
現像ソフトで暗所をかなり引き上げないと鬼の顔が見えません。だだおしではRAW撮影が必須です。

この写真は他人様からのもらいストロボで偶然取れた写真です。鬼のディテールはよく見えるのですが、臨場感や迫力がなくなっています。ストロボを使うのも一長一短があり難しいようです。
さて、来年はどうすればかっこいい写真が撮れるのか1年間の宿題です。