桜井市長谷寺の「だだおし」

2月14日、桜井市長谷寺で伝統行事「だだおし」が行われました。
2月8日から行われている十一面観世音菩薩の御前で人々の罪科を懺悔する悔過法要の締めくくりとして14日に行われるのが「だだおし」の儀式です。

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本堂での法要が行われている中、大きな叫び声を上げながら三匹の鬼が現れ、大きな松明を従えてお堂の周りを暴れまわります。
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今年の鬼さんは松明だけでなくテレビのカメラマンも従えているようです。もうちょっと離れていただけると嬉しいのですが、まあお仕事なので仕方ないですね。
鬼さんの指を見ると3本指になっています。他の写真を見返しても小指、薬指を曲げているポースが多いようですが、鬼の指は3本という言い伝えから来ているのでしょうか。

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松明を担ぐのは大変しんどい仕事だと思いますが、なんか楽しげでいい雰囲気です。

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青鬼と緑鬼が行き違う時は、双方の松明が打ち付けられ盛大に火の粉が上がります。

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主役の赤鬼さんです。他の鬼より顔が一段と大きく凶暴そうな形相となっています。

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松明の燃え残りは厄よけや無病息災に御利益があるとされています。鬼が通った後松明の燃え残りを大事そうに集めておられました。