新薬師寺の夜間特別拝観

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8月5日,9日撮影

お盆を迎える8月5日から14日までの10日間、奈良公園内のあちこちの会場では「なら燈花会」が開催されています。期間を同じくして高畑の新薬師寺では夜間特別拝観が行われました。
お寺の境内に沢山のろうそくの灯りが並べられ静かで幻想的な光景が広がりました。

なんでも参加型のイベントということで、お昼の拝観が終わる5時頃にお寺にお参りするとカップの配置、ろうそくの点灯、夜間拝観が終わってからのろうそくの消灯、カップ回収までのお手伝いをすることができます。
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カップの配置のパターンは2種類あるようでこの日は円形の配置パターンでした。広い境内をうつ向いてカップを並べていくとどうしても直線がわからなくなってラインが歪んでしまいます。一通り置いてから写真写りが良くなるようにカップの位置の微調整を繰り返します。カップにはろうそくを浮かべるための水を少し入れてあります。

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カップが並び終えたらカップの中にろうそくを浮かべてライターで点灯していきます。まだ周囲が明るいのでろうそく光は見えません。特別拝観の開門の時間が迫っていたので住職さんもろうそくに点火しています。

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かなり開門の時間が迫ったころ全てのろうそくに火が入りました。この時間帯になると周囲が暗くなり、ろうそくの明かりが際立ってきます。

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本堂前の石灯籠にろうそくの火が入ると準備が完了です。

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夜間特別参観では普段は閉じられている本堂の扉が開かれて、本尊の薬師如来像と本尊を囲む十二神将を見ることができます。ろうそくに火で浮かび上がった薬師如来像と十二神将はいつも以上に躍動感あふれたお姿でした。