東大寺転害門しめ縄掛け替え2025

最終更新日

2025年9月23日
東大寺転害門は東大寺境内の北西部に位置する門で、過去2回の戦乱による火災を逃れ、創建当時そのままの姿で残っています。
聖武天皇が東大寺大仏を造立する際、守護神として大分県の宇佐八幡宮から八幡神を勧請(かんじょう)しました。その際、東大寺の西北の入り口である転害門を通って神様が鎮座したと伝えられています。

転害門のしめ縄は4年に一度、雑司町、小林町の人たち、宇佐市からの人たちの手によって掛け替えが行われます。

過去の投稿(2021/09)→東大寺転害門しめ縄掛け替え行事 2021

転害門の芝生の広場一面にブルーシートが敷かれて、その中で稲わらを揃える人、脱穀機で稲わらのいらない鞘を取り除く人、縄を綯う人など多くの人が作業を分担してしめ縄を作っていきます。

縄が出来上がると、みんなが力を合わせて最初に2本の縄を編んでいきます。その2本の縄の外側から3本目の縄を編み込みます。
子どもさんたちも一緒になってのしめ縄作りです。

編み上がったしめ縄は肩に担いで門まで移動させた後、クレーンで門の所定の位置まで上げられて固定されます。

東大寺の僧侶と手向山八幡宮の宮司がなにかお話をしながらしめ縄が掛け替わっていく様子を見守っておられました。

いつもは立入禁止の門の基壇ですがこの日は入ることができます。門の柱に残る矢じりの跡は、平安時代末期から鎌倉時代にかけての度重なる戦いで、矢が刺さった名残とされています。