奈良市誓多林町 万福寺のサルスベリ

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2021年8月22日撮影

今日はサルスベリを撮りに奈良市誓多林町までやってきました。
誓多林は奈良市内から春日山、高円山の間を抜けて柳生、笠置方面に至る街道筋にある集落です。
地理的に街道の要所となっており、昔は街道を往来する人々で賑わったはずです。
また誓多林(せたりん)という地名はインド仏教の天竺五精舎
(祇園精舎、竹林精舎、大林精舎、誓多林精舎・那爛陀寺)に由来しているようで、仏教が盛んな土地柄だったようです。
いまは稀にハイカーとすれ違うぐらいの静かな山村ですが、街道沿いにある石灯籠や石仏が往事の賑わいを教えてくれます。

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誓多林を東西に走る道を東に走り八柱神社を越えると田んぼの向こうに万福寺が見えます。
稲穂が黄金色に色づきはじめた田んぼを通る万福寺へのアプローチ。大きなサルスベリが赤い花を付けているのを見ると嬉しくなってきます。

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すべての枝に花がついているのじゃないかと思わせる見事な咲きっぷりです。ここまでいっぱいに咲いたサルスベリはあまり記憶にありません。この見事に咲いたサルスベリを見に来る人が少ないのがちょっと残念ではあります。

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ゆっくりサルスベリの花を楽しみながら写真を撮っていると、向こうからカメラマンがやってきました。
「えらく、マニアックな所に来るカメラマンだこと」と思って近づいたら、あらビックリお友達のカメラ女子です。
お互い「こんな所で出会うか?」と思いながらも口には出さず、楽しくカメラ談義をしながら撮影を続けました。

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誓多林はのどかな集落でハンキングに良し撮影に良し、とてもリラックスできるところです。秋深くなったら再訪したいなと目論んでいます。