五條市生蓮寺のハスを訪ねて

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2020年7月16日撮影

朝から快晴の一日です。今日は奈良県五條市二見にある高野山真言宗の生蓮寺さんを訪れました。生蓮寺は五條市の蓮の名所としてよく知られています。

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駐車場から寺の門まで移動する間にも、こんなところにまでと思うほどたくさんのよく手入れされた蓮の鉢が連なっています。こちらのお寺は古くから安産、雨乞い、晴れ乞い祈祷の請願所であったようで、お寺の門や、本堂にはたくさんのてるてる坊主が奉納されていました。

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ありがたい仏様のお導きの言葉を読んでからお寺に入ります。

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昨夜の雨なのか、朝露なのか、蓮の蕾をしっとりと濡らしています。マクロの撮影は被写界深度が浅くなるのできっちり水玉にピントが合うように気をつけます。
三脚無しで、マスクをして息を止めてピントを探るのはかなりしんどい作業です^^)

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ハスの花には直射日光があたっていたので背景を暗く落とし花弁に露出を合わせます。朝の光で水滴がいろいろな表情で光っているのでそれをメインに撮影します。
通りがかったおばさんに「なに撮ってるの」と聞かれたので「花弁の水滴です」と答えたら「へー、水滴を?」と怪訝な様子。 カメラのモニターを見せたら「わぁきれい」といってモニターをスマホで撮影されました。
うーん、なぜ目の前のハスを撮らないのでしょうか?

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暗い背景に蓮の花弁を透過光で撮ってみました。お寺さんでは周囲を探すと暗いバックが使えるのでこんなコンディションの日でもあまり問題とはなりません。

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このような淡いグリーンのハスも涼やかで良いものです。

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境内のあちこちに蓮の鉢がおかれ、ゆっくり歩きながら蓮の花を鑑賞できます。ふと気がつくとお坊様が参拝客にハスの説明をしながらハスにかかっている蜘蛛の巣を丁寧にとっておられました。その流れるような自然な姿が印象に残りました。とても気持ちのいい朝でした。